体力がなく、みぞおちのあたりのつかえ感(ウツっぽい)があり冷える、めまいがある、下痢、腹痛といった場合、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)が合う場合があります。
ただし、めまいの場合、メニエール病、耳石のずれ、他、いろんな原因がありますので、まずは受診をすることをおすすめします。
漢方は、原因がなかなか特定されない場合に有効である場合があります。
半夏白朮天麻湯
ニンジン、ビャクジュツ、ショウキョウ、ブクリョウ、チンピ、ハンゲ・・気を補う効果(気虚の状態で冷える、疲れやすい、食欲不振などを補います)
テンマ・・めまい、頭痛、けいれんなどを抑える
カンキョウ・・あたためる
他、オウギ、バクガ、オウバク、タクシャがは配合されています。
また、これに、真武湯(しんぶとう)をたす場合があります。
真武湯は、疲れやすい、四肢が冷える、めまい、ふわっとした感じが続く、動悸がある、下痢などの症状によいとされています。
半夏白朮天麻湯に真武湯をあわせて服用すると効果的な場合もありますが、専門外来にかかり、診断してもらうことをおすすめします。
真武湯
シャクヤク・・血を補う(血の流れを整え、元気にします)
ブシ・・温める作用が強いです
ショウキョウ、ソウジュツ、ブクリョウ・・気を補う、水毒を解消(水のめぐりを整え頭痛他に効果があります)
このように疲れやすくて、虚弱で、めまいが・・といった場合、半夏白朮天麻湯、そして真武湯、または両剤の服用があう場合があります。