更年期障害って、閉経後からと思いがちですが実は、閉経前から発症しているという報告もあったりしますし、もっと若いころにも同様の症状がでることもあります。
若いうちから、ほてり、汗、冷え、イライラなんてこともありますかね。
ホルモンバランスの問題で避けようがありません。
婦人科受診で、ホルモン治療もありますが、全ての方が適応にならないようです。
そこで、漢方薬が効果的であることもあります。
市販薬ですと、命の母もありますが、ビタミンはじめ漢方がいろいろ配合され・・よさそうな成分全部入り!といった感じです。
ただし、それぞれの成分は少なめですね・・・。
これがあっている方はそれでいいと思います。
今回、特にイライラが強い場合、
比較的、体が虚弱で疲れやすく、イライラが・・といった方の場合、
「加味逍遙散(かみしょうようさん)」があてはまるようです。
婦人科や、和漢専門医でも使用されるケースがありますね。
ただし、医療用は医師が診断し、適応と考える場合に限られますので必ずしも、加味逍遙散が処方されるとは限りません。
市販を試してみるなら、ビタトレール加味逍遙散エキス錠がいいかもしれません。
今、2948円で30日分ですからお得だと思います。
成分としては、医療用の成分と同様ですが、各生薬の量が少ないです。
ただし、市販のもので、配合量が多く、安いのでいいかなと思います。
これで合う場合は、十分かと思います。
ただし、合わないと感じた場合はすぐに服用を中止しましょう。
また、説明書を十分に読んで服用してください。
それと、よく漢方の中の何が効いているのか?との疑問がありますね。
漢方は構成生薬の複合作用ですから、一概には言えません。
加味逍遙散の構成生薬の代表的な効果は・・
トウキ、シャクヤク・・血をめぐらせる(血が滞るとイライラがでてきます)
サイコ、ハッカ・・肝を整えるなど(肝臓ではなく、いわゆる癇に障る・・カンで感情のことですかね)
ボタンピ・・うっ血をただす
カンゾウ、ソウジュツ(ビャクジュツの場合もあり)、ショウキョウ、ブクリョウ・・お腹を整える
サンシシ・・神経を安らげる
おそらく、こんな感じの説明になるかと・・。
虚弱ではない場合のイライラとなると、
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)がいいようですね。
ツムラのこれなら、医療用と同じ生薬が配合されています。
ただし医療用のものより配合量が少ないです。