今度は、ニキビについて調べてね~とのことです。
美容の観点は分かりませんので、医療の観点から調べてみました。
根拠は、日本皮膚科学会、尋常性挫創治療ガイドライン2017です。
推奨度はA、B、C1、C2の順です。
にきびは、尋常性挫創といいます。
治療は早く皮膚科を受診
早く皮膚科を受診するのが一番です。
外用のエピデュオゲルが推奨され、診断によって医師が必要と考えれば処方される場合があるかと思います。(推奨度A)
これが一番の治療です。
表皮の角化細胞の分化を抑制、にきびの原因となるアクネ菌に対する抗菌作用、角質溶解作用(塞がった毛穴の角層の剥離を促す)などがあります。
抗生剤と異なり耐性菌を生じることがなく、比較的長期で使用できるのでが利点です。
自分でやってはいけないことは、フルコートfのようなステロイドはダメです。
よけいにひどくする可能性が高く推奨されませんので、注意してください。
イブプロフェン外用は、いいのか?
推奨はされますが、推奨度はC1です。
製品例は、資生堂薬品のイハダアクネキュアクリームがありますね。
【第2類医薬品】イハダ アクネキュアクリーム 16G ※セルフメディケーション税制対象商品
- 出版社/メーカー: 資生堂薬品
- 発売日: 2017/02/01
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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洗顔はどうしたらいいのか?
洗顔は1日2回が推奨されます。
基礎化粧品は何がいいのか?
低刺激で、ノンコメドジェニックテスト済みのものが推奨されます。
ノンコメドジェニックテストとは、その化粧品を使った場合、皮脂で毛包がつまらないことを確認することです。
多くの製品が発売されていますので、気に入ったものがあればいいですね
ビタミンBなどはとったほうがいいのか?
とっても害はありませんが、にきびに対して効果的とは証明されていません。
チョコレートは食べてもいいの?
ずばり、食べても問題ありません。食事に気をつける必要はありせん。
意外ですね・・昔はニキビの敵!と言われていたのに。
背中のニキビはどうなの?
身体にできるニキビの原因菌は、常在真菌であることが多く治療法として抗真菌剤になります。市販の薬でも対応できますね。
抗真菌成分であるナイスタンを配合したクロマイ-N軟膏がいいようです。
以上、簡単ですが、調べてみました。
程度が軽いなら、洗顔、イハダアクネキュアクリームあたりがいいですかね。
あと、洗顔といっても、強いクレンジングが入ったものは止めたほうがいいです。
通常の常在菌まで洗い流し、乾燥肌にもしてしまうので、ニキビができやすくなってしまいますので、注意が必要です。
大きく赤くなっていたら、皮膚科を受診したほうがいいですね。